皆様こんにちはSBDコラムニストの佐名木宗貴です。
今月もご覧頂き有難う御座います。
新型コロナウイルスの影響で安心して運動を行う事すらままならない状況かとは思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私が勤務する大学も政府の緊急事態宣言を受けて、対面での授業は実施せずウェブ授業のみ行われ、春学期に行われるはずであった様々な行事も中止し、課外活動は全面禁止という状態が続いております。
当然学生達も大学に来る事は出来ませんので各自が家や近所の公園、河川敷などを利用して人との接触を避けながら自重でのトレーニングやサーキットトレーニング、ランニングなどでなんとか体力を低下させずに活動再開まで持ちこたえようと必死で取り組んでいます。
「いつになったら活動を再開する事が出来るのか」
「再開しても本当に試合が出来る状態になるのだろうか?」
「就職活動は?教育実習は?」
様々な不安を胸に抱えながらも今出来る事に集中しているかと思います。
しかし先月のコラムでも書きましたが、ネガティブに考えたたり苛立ったりしたところで何も状況は変わりません。
こんな状況だからこそ、今は個人の力「自主性」が試される時です。勿論普段からスポーツをされている方は「自主的に動く」「自分で考えて行動する」と求められているかと思います。
誰かに指示をされたり、やらされたり、仲間に引っ張ってもらうだけじゃなく自分自身の成長のために今何をすべきかを考えアスリートとして自立しなさいと教えられているはずです。その培った能力が今こそ試される時だと思います。
今こそ自分で考え、今何が出来るのか?何をするべきなのか?何をやめるべきなのか?考えて行動して自身の成長に繋げて欲しいと思います。
ご報告
では今月も本題に入る前に幾つかご報告をさせていただきます。
まず1つ目は今年2月末に公開された私のコラム「アンチ・ドーピングとスポーツの価値」が滋賀県のある高校の体育の教材として紹介していただけることになりました。
現在多くの学校がインターネットを利用したWEB授業などを行っていると思いますが、その一環で「体育理論」の中で教えられる「ドーピングとスポーツ倫理」の教材として紹介されるとの事です。
私がコツコツ続けてきたこのコラムを教育現場で役立てて頂ける事を本当に嬉しく思います。
担当の先生からは「1,300名の生徒に読ませて感想を書かせます」とご連絡をいただいたので、高校生たちにどのように感じてもらえるのか?楽しみです。
2つ目は私が監督を務めます関西大学学生S&Cが公式YouTubeチャンネルを開設しました。
関西大学学生S&C公式YouTubeチャンネル
こちらは主に普段トレーニングをサポートしている学内の運動部へ向けてプログラムの解説などを動画で配信する為に使用される予定でしたが、現在は新型コロナウイルスの影響で課外活動が禁止となっていますので、自宅で個人練習をしている学生へ向けた動画だけでなく、一般学生や学外の方にもご覧いただけるように自宅でも出来る簡単なトレーニングプログラムなどを配信しております。
学生達も自分達が今出来る事を自分達で考え、少しでも皆さんのお役に立てればと活動しています。
最後に私事を短く。
ちょうど1ヶ月前の事ですが、人生で初めてとなるデッドリフト270㎏に成功しました。
先月までのコラムでも書かせていただいた通り、アジアパシフィック選手権、または世界マスターズ選手権に向けてオルタネイトグリップからフックグリップに変更していたわけですが、オルタネイトグリップ時代の課題は「スタートが弱い」「浮かせるのに時間がかかった場合グリップが持たない」だったのに対してフックグリップに変更してからは逆に浮かせるのにはそんなに苦労しなくなったのに「フィニッシュで返しきれない」というオルタネイトでは無かった課題が生まれていました。
この新たな課題を改善する為にこれまで20年以上変える事の無かった、引き始めるまでのセットアップ(足の決め方~立ち方~バーを握って引き始めるまでのプロセス)の方法を変えるという取り組みを行ってきました。
その結果、今までなかなかあげる事が出来なかった270㎏を引ききる事が出来ました。
このセットアップの変更に関しては、また別の回に詳しく書こうと思いますが、セットアップを変える必要があると気付く事が出来たのは先月のコラムでも書かせていただいた兵庫県西宮市のマッスルプロダクションと京都府亀岡市のエクステージへの出稽古が切っ掛けでした。
両ジムでお世話になった皆さんにも改めてお礼申し上げます。
新たな気付きを有難う御座いました。
またこの270㎏への挑戦は東京都板橋区成増にある(株)パワーフラッシュ様のエレイコショールームでのトレーニングでした。
このような機会をサポートして下さった笠松さん、そして応援に来てくれた東京のパワー仲間、塩谷さん(カルガリーの世界大会と香港国際で一緒)、中村さん(スウェーデンの世界大会で一緒)有難う御座いました。
出稽古や遠征に持って行くトレーニング道具
それでは今月の本題です。
世の中がこんな状況で何を書こうか迷ったのですが…
「ジムに通えない今、自宅で出来る…」
みたいなのは既に色んな人が動画などで紹介していると思いますので、私は敢えて通常のパワーリフティングネタでいきたいと思います。
今回はいつも出稽古や遠征に持って行く荷物の紹介と私なりの道具に対するこだわりについて書いていこうと思います。
大きな買い物カゴ
皆さんは年間何回ぐらい「出稽古」を行いますか?
私はだいたい2~3ヶ月に1回ぐらいのペースで「いつもと違う環境」を求めて「出稽古」を行うようにしています。
これはボディビル時代からの習慣のようなもので定期的に別のジムに行きビジターでトレーニングする事で
いつもと違う場所で
いつもと違う道具を使い
いつもと違う人に見られながら
新鮮な刺激を身体に与える
事を目的に行ってきました。
これがパワーリフティングを始めてからは「環境が変わってもいつも通り、若しくはそれ以上のパフォーマンスを発揮する」という目的に変わり実践し続けています。
仕事柄、日本中色んな所へ出張するので出張前にその地方の有名なジムを探したり、国際大会で一緒だった選手が近くでトレーニングしていないかなど調べて行くのが楽しみでもあるのですが、出張が無いシーズンは近隣の兵庫や京都のジムに車で行き練習を行います。
その際に必ず「佐名木さん荷物多いですね?そのカゴ何が入ってるんですか?」と聞かれる私の遠征セットがあります。
これもボディビル時代はシューズとベルトとリストラップぐらいで、むしろ着替えや食べ物の方が多かったぐらいなのですが、パワーリフティングに専念するようになりどんどん道具が増えていきました。
特に年齢が40代に近付いた頃からは日々のトレーニングでも毎回ベストなコンディションを作る事が難しくなってきましたので、余計に「場所が変わっても出来る限りいつもと同じ準備が出来るように」出稽古先でも普段通りのルーティンを崩さないように沢山の道具を持ち運ぶようになりました。
それではカゴの中身を順に紹介していきましょう。
コンディショニング用品
①振動するフォームローラー
まず一番大きな荷物がこれです。ジムに到着して挨拶や着替えを済ませたら真っ先にこのポールを背中に当てて寝転びます。
ブルブルと振動させながらほぐす順番は、以下の通りです。
首⇒胸椎⇒臀部⇒大腿筋膜張筋⇒大円筋⇒広背筋
私は基本的に出稽古を行うときはスクワット・ベンチプレス・デッドリフトの順番で3種目を行うので、全く試合と同じような準備をする事となります。
そのためフォームローラーでほぐす個所もスクワットの準備に関わる部位が優先です。また1時間以上運転していく事が多いので腰回りが固まってるので時間をかけて一旦緊張を解きほぐします。
②ボール型フォームローラー
①で全体的に筋肉の緊張を解いた後で、スクワットのウォームアップに入ってみて「まだ担ぎがしっくりこないな」と感じた時に追加で肩甲骨の内側を強めに刺激する時に使います。
③FCMカップとO2クラフト
①で「ん?今日は股関節周りが調子悪いぞ」「前回のスクワット・デッドリフトの疲れが残ってるな」と思ったら一旦アップをやめて腰と股関節周り、大腿部にO2クラフト(マッサージオイル)を塗ってFCMカップで吸引しながらセルフマッサージします。
また出稽古に行くとついつい長く練習してしまいクールダウンやストレッチを行う時間が無くなりがちです。そんな時も最低限O2クラフトを胸・肩・腰・大腿部などに擦り込んでから帰るようにすると、翌朝身体がガチガチで動けなくなるような事態は回避できます。
④コンプレッションフロス
これも①で肩甲骨周辺や股関節周辺が硬いと判断したらフロスで圧迫しながら①を再度行います。このようにとにかく肩甲骨周辺と股関節周辺に違和感を感じた場合に対処できるように色んなオプションを用意しています。
スクワットの担ぎを適当な準備で「まぁ出稽古やし、このぐらいでええやろ」と妥協して練習を始めてしまうと必ず怪我をします。納得いくまで準備が出来るように色々持って行っています。
⑤マグネシウムローション
これはもしも練習中につってしまった時に塗ります。年末にSBDコラムニスト仲間の栗原くんと合同練習をした時に薦めてもらったのですが、メチャ即効性があってつりやすい私には必需品となりました。
出稽古や試合ではいつもと違う環境で知らない人に囲まれながらトレーニングをする緊張感からかスクワットの後につってしまう事がたまにあります。そんな時に重宝しています。
パワーリフティングギア
①スクワット用のきつめニースリーブ
私は普段Sサイズのニースリーブを使用しています。
SBDのニースリーブは丈夫なのでとても長持ちしますが、それでも長く使い込んでいくと若干緩くなる事があります。この僅かな誤差で感覚が狂い出先で怪我をしてしまうのが嫌なので出稽古には、なるべく新しいニースリーブを持って行くようにします。
②エルボースリーブ
多くの選手はベンチプレスでエルボースリーブを使用していると思いますが、私の場合はスクワットで使用しています。
私は左肩を昔から繰り返し怪我している関係で可動域が非常に狭く、筋量も落ちてしまっています。そのためスクワットをローバーで担ぐと左肘と左手首に大きな負担がかかります。また昔柔道をしていた時に両肘共に靭帯を損傷しているので高重量で回数をこなす場合はサポートが必要です。
ただしあまりキツくし過ぎると余計に可動域が狭くなりローバーで担げなくなってしまうので軽く守られている程度で十分です。サイズはLでちょうどいいです。
③デッドリフト用のゆるめニースリーブ
デッドリフトでニースリーブを使用し始めたのはフックグリップに変えた昨年末からです。オルタネイト時代は膝上までバーを引きあげた後にバーを身体に密着させ大腿部の中央部より少し膝に近い辺りから身体とバーがあたった状態でこすり上げるようなフォームだったので、順手側の指がニースリーブの上端に引っかかり薬指と小指が開きそうになってしまうので、ニースリーブは邪魔でした。
しかしフックグリップに変えてからは引き始めを若干身体から離して引くようになり身体とバーが密着するのも大腿部の中央部からになったのでニースリーブが指に触れる事も無くなりました。
ただしスクワットほどボトムで反発が欲しいわけでは無いのでスクワットよりも少し緩いもの、同じSサイズでも既にスクワットで使い古したニースリーブを使用しています。
④スクワット用硬いリストラップ(SBDスティッフ100cm)
前記した通り、私は左肩が悪く柔軟性に欠けるのでスクワットで担ぎが安定せず手首に大きな負担がかかります。
以前はSBDリストラップのフレキシブル100㎝を使用していたのですが左肩の悪化が進むにつれフレキシブルではサポートしきれなくなってきたのでガチっと固めてくれるスティッフに変更しました。
ただフレキシブルに比べ硬いので手首に巻く事自体にエネルギーを使ってしまう事や、手首が固まり過ぎて肘に負担がかかり過ぎたりするので、今後もスティッフを使い続けるかどうかは肩の具合と相談しながら考えているところです。
⑤ベンチプレス用柔らかいリストラップ(SBDフレキシブル100cm)
逆にベンチプレスではフレキシブル100㎝を使用しています。やはりベンチプレスではある程度手首が背屈しなければバーをしっかり受ける事が出来ませんし、私の場合はMAXでも160㎏なのでフレキシブルでも十分です。
⑥デッドリフト用リストストラップ
これもオルタネイトグリップでデッドリフトを行っていた頃は全く使わなかったのですが、フックグリップに変更してから使うようになりました。
勿論出来る限りフックグリップでレップスを繰り返すのですが、まだ親指の修行中なので痛みに対する閾値が3セットで限界に達してしまいます。
特に5レップス以上のセットを行うと次のセットで親指に熱感が残りどうしても気にしてしまいます。なのでその日のセット数が5セットだとすると、最初の3セットはフックで頑張って、後半2セットはリストラップを使用するようにしています。
⑦ベルト
最後にSBDのベルトです。これを忘れたらえらいこっちゃです。
スクワットやデッドリフトでは勿論ですが最近ではベンチプレスでも腹圧をしっかりかけて行う事で肩関節の負担を減らす事が出来るようになってきましたのでベルトは最重要アイテムです。
因みにスクワットでは20㎏-70㎏-120㎏-150㎏まではノーベルトでアップしてこれ以上はベルトを締めるようにしています。
何故かというと昨年末に155㎏のアップでギックリ腰をやってしまったからです。
それまでは腰が痛い日以外は200㎏まではノーベルトで行うようにしていたのですが、怪我しては元も子もないので根拠の無いこだわりは捨てて150㎏以上はベルトをするように変えました。
シューズ・Tシャツ・短パン・ソックス
①スクワットとベンチプレス用 リングシューズ
スクワット用シューズはここ3年で最も試行錯誤を重ねた道具なのですが、現在はこのボディメーカーのリングシューズに落ち着いています。
何故このシューズを選んだかというと、足首まで靴紐をしっかり通す事でガッチリと踝の上まで圧迫が出来るからです。
これも昔柔道をしていて左足の親指の靭帯を断裂した影響で左は外反母趾傾向が強く、結果的にかなりの偏平足になってしまい左右で地面を蹴る感覚が違います。
その左右差が踝の上を強く締める事で多少強制される事が分かりこのシューズに辿り着きました。
またグリップ力が非常に強くベンチプレスのボトムでの切り返し時に足を前方に強く蹴っても全く滑りません。
価格も4000円ちょっとだったのでコスパが高いと思います。
②デッドリフト用 足袋シューズ
デッドリフト用シューズもレスリングシューズを何足か試したり足袋シューズも他の物を試したりしたのですが、この「健さん」に勝るものはありませんでした。
この足袋シューズは2012年から使い続けています。もうシューズの形自体が変形し私のワイドデッドリフトにしかフィットしなくなっています。最早裸足よりも裸足に近いシューズです。
③Tシャツ2枚
夏場は3枚ぐらい持って行きますが、冬場は2枚だけです。通常はSBDのTシャツだけで問題無いのですが出稽古先で稀に滑りやすいベンチ台に出会う事があるので念のために背中にプリントのある滑りにくいTシャツも予備で持って行きます。
④滑り止めシート
こちらも出稽古先のベンチ台がもの凄く滑る場合に使用します。勿論試合では使えないものなのでたとえ滑る台でもいつも通りのベンチが出来るようにするのがベストですが、私はベンチが一番苦手なうえに肩を怪我しやすいので、怪我に繋がりそうな場合のために念のために用意しています。
⑤短パン
試合直前の出稽古の場合はシングレットを着る事もありますが、普段は短パンの方がやり易いので短パンを持って行きます。
しかしサイズが大き過ぎたり生地が硬すぎたりするとスクワットやデッドリフトで邪魔になるのでそうならないものを選びます。
⑥ソックス
私は普段の生活では5本指ソックスを愛用しているのですが残念ながらパワーリフティングの試合では着用する事が出来ません。私はスクワットでもデッドリフトでも足の裏の感覚をすごく大切にしています。5本指ソックスと普通のソックスでは足の裏の感覚が異なります。
試合と違う感覚でトレーニングをしても試合に繋がるトレーニングにはならないと考えます。というわけでトレーニングでも試合で使用するSBDのソックスを必ず使用しています。
水分・栄養補給
①水2ℓ
出稽古先で飲み水が足りなくなったりマウスピースを洗わなければならなかったりするので予め多めに用意します。
②プレワークアウトドリンク
出稽古では3種目を全てトレーニングするのでジムに滞在する時間も3時間以上となります。
私は試合でもカフェインを入れるのはスクワットのアップ開始時とベンチの最終試技後、つまりデッドリフトのアップの前なので、このドリンクも半分をスクワットの前に、残り半分をデッドリフトの前に飲みます。
中身はビーレジェンドのプレワークアウトを10g(カフェイン150㎎入り)にクレアチンを5gとBCAAを5g足しています。
③プロテイン
トレーニング後に飲むプロテインです。
タンパク質が40g程度摂れるようにしています。私がプロテインパウダーを飲むのは起床後に40gとトレーニング後に40gです。トレーニングがオフの日は起床時の40gのみです。
その他備品
①べビーパウダー
試合でも使うものですが、デッドリフトのMAXに近い重量に挑戦する場合に少しでも身体とバーまたは腕の摩擦を減らしスムーズにあげるために使用します。
ただジムを汚してしまう可能性もあるので出稽古先に許可をとってOKならば使用します。
②ストロンググリップと液体タンマグ
どちらも手の滑り止めですが液体タンマグに比べストロンググリップはバーベルが汚れにくいので、これも出稽古先に断ってから普通にタンマグOKなジムなら液体タンマグを、絶対に汚さないで欲しいってジムならストロンググリップを使用するようにしています。
因みに先日のデッドリフト270㎏はストロンググリップの方で成功させましたのでグリップ力は液体タンマグと大差無いと思います。
デッドリフトで滑り止めが必要なのは勿論ですが、スクワットやベンチプレスでもローレットの甘いバーしかなかった場合は滑り止めを使う事があります。
③マウスピースと入れ歯洗浄剤
パワーリフターは歯が命です。トレーニング中も試合中も必ずマウスピースを使用しています。そして使用後は水洗いした後に、入れ歯洗浄剤で付け置きしながら帰ります。
④油汚れ用マジックリン
ベンチプレスとデッドリフトで足場が滑る時はこの油汚れ用マジックリンでシューズの裏を拭くとグリップが良くなるので念のために用意しています。
気にし過ぎだと思われるかも知れませんが、ベンチプレスで足が滑ってしまっては肩や腰を怪我してしまいますし、ワイドデッドリフトで足が滑ってしまうと大事故に繋がります。
そうならないために準備をしています。
⑤アンモニア
これはメインセットを行う前の儀式というか…
集中力を高めるためにアンモニアを吸っています。
色んなタイプのものが売っていますが最近はこのSKULL SMASH‼を愛用しています。本当に頭蓋骨を強打されたような衝撃が走り、感覚が冴えわたる気がするので大好きです(笑)
因みにトレーニングで疲れ果て、帰りの運転で眠気がする時も大活躍します。
まとめ
如何でしょうか?
「多過ぎるやろ」「それは要らんやろ」
と思われる方もいるかも知れませんが
せっかく時間を割いて出稽古するのであれば「不完全燃焼だけは絶対に避けたい」
そのために必要なものは何でも準備する。
という事のが私のスタイルです。
特にマスターズの年齢になってからは若い頃のように回復できず、怪我を防ぐためには練習頻度を落とさざるを得ません。頻度が少なければそれだけ1回1回のトレーニングの重要度が増します。
1回でも無駄にしたくない。その為に試合と同じ準備をして毎回のトレーニングにのぞむようにしています。
今回の感染症が治まり、安心してトレーニングが出来るようになったら、またこのカゴを持って色んなジムにお邪魔して皆さんと共に汗を流したいと願っています。
それまで皆さん、今出来る事を頑張りましょう。
文:佐名木宗貴