みなさんこんにちは。
今月もご覧いただき有難う御座います。SBDコラムニストの佐名木宗貴です。
オリンピックもインターハイも高校野球も終わり、今はパラリンピックを楽しんでおられる頃かと思いますが皆さんにとって今年の夏はどのようなものでしたか?
私は予定通り8月上旬に2回目のワクチン接種を終え、若干の発熱はあったものの合宿に向けて準備を万端に整えていたところに緊急事態宣言が発令されてしまい帯同予定だったクラブの合宿や遠征が全て中止となってしまい残念ながら2年連続で蒸し暑い大阪で8月を過ごす事になりました。
当然子供たちも2年連続で旅行などには連れて行ってあげられず近くの川や海で生き物を採取したり釣り堀で釣りをするのが精一杯で、気が付けばすっかり自宅のアクアリウムを充実させてしまいました。
そんな活動が限定された夏ではありましたが魚を飼い始めた以外にもいくつか良い事もありました。
それは昨年全て中止となってしまっていたボディビルのコンテストが幾つか開催され私がサポートしている選手が好成績を残してくれたことでした。
そこで今月はその選手達へのサポート内容と結果についての報告とコンテスト選手をサポートする側として私が考えていた事などを幾つか書き起こし振り返りながら考えを述べる会としたいと思います。細かい調整の内容などはあくまで個人差があるものなので誤解を招くといけないので詳細は書きませんが大まかな流れを時系列で振り返ろうと思います。
ミスター大阪へ向けたサポート
話しに入る前に私がボディビル選手に対してサポートする際の条件がありますので最初に話をしておこうと思います。
まず最初に聞くのが「ボディビルで勝つ事と仕事や家族との時間、どちらを大切にしていますか?」です。勿論学生の場合は学業であったり資格取得、就職活動であったりします。この時点で「もちろんボディビルです!」という人には恐らく私は何も手伝う事が出来ないと思いますので「そうですか、身体に気を付けて頑張って下さいね」と言うのが精一杯でそれ以上関係を深める事は無いと思います。
まずサポート出来るかどうかはこのような価値観のすり合わせが実は大切だと思っています。
次にナチュラルである事です。これはだいたい身体を見て、眼を見て会話をすれば分かりますので「ヤバいな」と思えば自然と遠ざけるので頼まれる事も無いのですが、これも良いとか悪いとかいう問題以前に価値観が違い過ぎて一緒に物事を考えるテーブルに着く事が出来ませんので関係を深める事は無いと思います。
念のために言いますが「今ナチュラル」ではなくて「生涯ナチュラル」という人しか無理だと考えています。
最後に自分で考えられるかどうかです。私のサポートの仕方は客観的な意見を伝えるだけです。「〇〇しなさい」という事はよっぽどでない限り言いません。「自分ではどう思いますか?」「自分ではどうしたいですか?」これに対して「こういう方法がありますよ」「こういうやり方で成功した人がいますよ」と私の考えと私の知っている情報や選択肢をなるべく科学的根拠がありリスクの低いものから優先的に提供します。しかし最後は自分で選択し決断してもらいます。
「全部佐名木さんが決めて下さい」と言ってくる人にはサポート出来ませんし、たとえ短期的に結果が出たとしてもその人のためにはならないと私は思っています。
このような条件を相手側にというよりは自分で勝手に決めていますのでサポートする選手も募集するというのではなくあくまで口コミで広がる程度です。
それらを踏まえて私の選手へのアドバイスや接し方を想像して読んでいただけると幸いです。
では8月1日に行われたミスター大阪ボディビル選手権大会に向けた調整とポージング練習についてZIPスポーツクラブ所属の奈良選手と沖田選手へのサポートについて振り返りたいと思います。
沖田選手をサポートするのは2019年シーズンに続き2シーズン目で奈良選手の方は今年が初めてでした。
先月のコラムでも書いた通り沖田選手は既に6月の大阪クラス別75kg級で優勝していたので7週間、間が空いて今年2回目のコンテストでした。
奈良選手は今年1回目のコンテストですので2019年の西日本選手権以来のコンテストとなります。
沖田選手は大阪クラス別に向けてゴールデンウィーク明けぐらいから定期的にチェックしながらポーズの練習をしはじめて、大阪クラス別後に奈良選手も合流し一緒に週1回ぐらいのペースでZIPに集まってコンディションをチェックしながらポーズ練習を繰り返しました。
奈良選手は2019年に2位でしたので今回のミスター大阪は確実に獲りたいタイトルでした。
沖田選手は2019年に初出場で10位でしたので順当にいけば5位~表彰台近辺を目指すあたりでしたが先の大阪クラス別で強敵を破って優勝している事からこの勢いで一気に行けるところまで行きたいという感じで臨みました。
当然2人はライバルなのですが所属ジムも同じですし普段から仲の良いジム仲間ですので内緒にして出し抜こうとかそういう間柄でもないので一緒に練習する事自体は特に違和感も無く、私も2人の前で「沖田くんが奈良さんに勝つには〇〇を修正しないとね!」「奈良さんが確実に優勝するためには今回は〇〇を重視した仕上がりを目指しましょう!」と手の内も曝け出してフェアな勝負をサポートしました。
ミスター大阪に向けてのコンディション作りのテーマは簡単で「絞り切る」です。
他の県大会でも同じかも知れませんが、県大会というのは何年も何年も続けて挑戦している選手が何人も出ている大会で審査員の顔ぶれもそんなに大きく変わるものでもありません。
つまり「いつものあの人」という基準となるキーパーソンが選手側にも審査員側にも何人かいる大会と言えます。
選手側で言うと今回はコロナ禍という事もあり出場選手自体が少なかったため常連選手もそこまで多くはありませんでした。奈良選手はどちらかというとそのキーパーソンのうちの一人です。
キーパーソンが勝つために必要なのは周りの選手よりも良いコンディションである事と「前回の自分よりも良いコンディションであること」が重要です。つまり2年前に出した答案が90点で他に95点の人がいたから2位だったとします。今回は85点ぐらいだと、たとえ他の人がみんな80点ぐらいだったとしても「前より悪くない?」という印象を持たれ足元をすくわれる原因となります。
逆に今回90点以上をとれば「前回2位で前回よりも良くなってるんだから1位で文句ないでしょ」という印象で、よほどのスーパーマンが現れないかぎり自然とぶっちぎる事が出来ます。
つまり奈良選手がやるべきことはまず2019年のコンディションよりも良いコンディションを作る事でした。そのための最低条件は「絞り切る」でした。
奈良選手と2019年の同大会でのコンディション作りやその後2年間の体重の動きを確認する中で判断したのが次の2つでした。
①水抜きやカーボアップの方法に改善点がある。
②バルクアップには成功している。
つまり正しく適正にカーボアップと水抜きをして厳しく絞り切ったうえで2019年よりも筋量が残れば、おのずと優勝が見えてくると考えました。
沖田選手はその奈良選手に食らい付き、出来ればそのまま奈良選手と優勝争いをするというのが狙いでした。エントリー表を見るとゼッケン番号も隣でしたので予選の並んだ時点での印象で「おっ!この2人別格やん!」となれば2人セットで優勝争いという図式が見えてきます。
大阪クラス別では事前にライバルの選手はかなりバキバキに仕上がっているという情報があったのでコンディション面ではそれに対抗しつつもサイズとバランスでしっかり圧倒できるように準備をして成功しました。
絞り具合で言えば90%ぐらいだったと思います。
沖田選手は実際に年齢も若いのですが、皮膚の質感が良く言えば若々しく健康的です。しかしこれはボディビル的に言えば水っぽくパリッとしないという見方も出来ます。(健康的な美しい肌とステージ上でエグく見える肌は全くの別物です)
そのため既に脂肪は無く仕上がっているのにステージ上ではソフトに見えてしまうというのが課題でした。
つまりその残り10%を仕上げ切らないと奈良選手には勝てません。しかし無理に絞り過ぎて筋肉からも水分を失い、長所であるアウトラインや大腿部のバルクが食われてしまっては他のキーパーソンであるベテラン勢に対しての優位性を失い3位以下に転落する危険性もあります。
奈良選手よりも仕上がっていてバランスやプロポーションで奈良選手を上回らないと優勝は無いため沖田選手の調整の方が難しいものになりました。
またオフからここまでの食事内容(ダイエットの過程)を聞くと奈良選手の方が多くカロリーを摂りながら調整が出来ている事が分かりました。
これは元々の基礎代謝や日常生活での運動強度、消費カロリーなど様々なものから影響を受けるので一概には言えませんが、私が今まで見てきた選手達の傾向で言うと、よりカロリーを多く摂取しながらダイエットを進めてきた選手の方が最終調整でもリスクを負う事無く安全に調整を進める事が出来る場合が多いです。
2人は身長と体重はほぼ同じなのですがダイエットを進めるために削らなければならない、或いは消費しなければならないカロリー量に少し差がありました。この辺りも最終的な勝敗を分けるポイントとなるだろうと考えながらそれぞれ別々のアドバイスをしながらサポートを続けました。
時系列に見てみる
6月中旬の時点では既に1試合終えている沖田選手の方がコンディション面で大きくリードしていました。また奈良選手は少しポーズに癖があったのでまだ修正する前段階でした。全体的に力を入れ過ぎて逆に縮こまっている部分があったので力を入れるところと入れなくても良く見えるところを本人に気付いてもらい修正していきました。
体重はこの時点ではまだ奈良選手の方が数キロ重かったです。
7月上旬になると奈良選手が猛烈に追い上げて来てコンディション面で沖田選手に迫ってきました。またポージングも少しずつ改善されてきましたが胸郭の広げ方など呼吸の入れ方で損をしている部分もあったので修正していきました。
2人の体重はこの頃にはほぼ同じになりました。
7月中旬にはほぼ2人とも仕上がった状態になりましたので最後の2週間は微調整とポーズ練習の繰り返しのみとなりました。
沖田選手がやや調整疲れからか張りを失いつつあったので食事内容やトレーニング量について相談し調整しました。奈良選手はかなりカロリーを摂りながらダイエットを進めてこれているのであまり調整する必要がありませんでしたが最後の水抜きにギャップを持たせるために水分摂取の量だけ修正しました。
コンテスト2日前。沖田選手は勝負に出るため大阪クラス別よりも少し早く水抜きに入りました。その代わりカーボも早めに増やし始めました。筋肉に張りを持たせたまま水を抜くためにはここの時間差が大事です。この時期はもの凄い猛暑でしたので日中の暑さで水が抜け過ぎて小さくならないように微調整します。あまりにも我慢し過ぎると筋肉が細くなってしまったり、最悪の場合は体調を崩してコンテストに出られなくなってしまいますので個人個人の特性に合わせて水分の落とし方はやり方を変えなければなりません。
共通するアドバイスとしては水分を多く含むようなフルーツや野菜を適量摂りながら進める事を私は推奨しています。私はスイカやメロンを多用していましたし季節的に梨や桃も美味しいです。果物が好きではない場合はトマトでもOKです。
奈良選手は沖田選手に比べればマイルドな調整に留め調子を崩さない事を優先しました。
コンテスト前日。2人ともカーボを多めに摂っているにもかかわらず体重が予定よりも軽くなってしまったので微調整を指示しました。やはり猛暑の影響で日中の発汗量が多かったのとパリッと仕上げたいあまり頑張り過ぎたのかも知れません。しかし多少軽くなっても十分仕上がっているのでコンテストでは問題無く優勝できるレベルだろうと判断しました。
コンテスト当日
前日の段階で優勝・準優勝は確信していましたが、それでも心配なのでエル大阪まで応援に行きました。朝のコンディションを毎日写真で確認するのですが2人とも良く水が抜けて筋肉には張りがある状態を作る事が出来ていたので予定通り朝食も炭水化物を多めに食べて元気いっぱいステージを楽しむよう指示しました。
ステージ上でコンディションを確認すると浮腫みも全く無く仕上がっていたので安心して私も久々のコンテスト観戦を楽しむ事が出来ました。
予選で並んだ際に予定通り2人セットで一番目立っていたので作戦通りいけるかと思ったのですが身長の高い後半組で1人大きくて仕上がっている選手(以降I選手)が1人いたので優勝に絡んでくる可能性が高いと思いました。
ファーストコールではI選手が先に呼ばれ、I選手を挟むように奈良選手・沖田選手が呼ばれ逆側にキーパーソンであると予想していたベテラン選手が1人呼ばれました。
セカンドコールとその後のコールに奈良選手・沖田選手は呼ばれずI選手とベテラン選手は呼ばれていたので、この2選手の評価が割れていると読み取れました。
この時点で奈良選手は優勝だろうと思いましたがI選手に1位票を入れている審査員もいると思いました。そして沖田選手にも3位票が幾つか入っている可能性もあると思いました。
つまり奈良選手はほぼ優勝だけど沖田選手とI選手は非常に僅差ではないかと予想しました。
結果
ポーズダウンは順当に進められ4位にキーパーソンのベテラン選手が呼ばれいよいよトップ3の発表です。
先に呼ばれたのはI選手。若くてバルクがあり将来有望な選手だと思います。
そして第2位は…
沖田選手。
奈良選手には及びませんでしたが一昨年の10位から一気に来年の優勝候補にジャンプアップです。
そして優勝は奈良選手。念願のミスター大阪奪取となりました。
後でジャッジペーパーを確認すると予選では1ポイント差でI選手が2位でした。しかし決勝審査では逆に沖田選手が1ポイント上回り2位でした。この場合合計ポイントでは同点なのですが決勝審査で上位であった沖田選手が2位となります。
非常に僅差の勝負でした。
食事についての考え方
コンテストに向けて絞っていくための食事も色んな方法がありますが私の場合は、よほど脂肪が落ちにくい体質の人以外は炭水化物を減らし過ぎないダイエットで調整するように勧めています。
また炭水化物源についてもよほどの事が無い限りはお米で調整していくように勧めています。今回の2人も一番減らした日でも400g程度は白米を食べていました。奈良選手の方は最後まで毎日お団子を食べていました。そうしないと体重が減り過ぎてしまうのです。これが理想です。
因みに私自身がコンテストに出ていた時は白米どころか炭水化物は原則ゼロで調整していました。この辺は本当に人それぞれですが私のような体質の人以外はお米を食べて最後まで行けるように計画を立てるのが理想です。
またタンパク質ですが特別な日以外は体重×2gを超える必要は無いと勧めています。タンパク質源は食費に応じてチョイスしてもらっていますが最後の方は出来るだけ牛肉を食べるように勧めています。
脂質はその人の体質によって様々ですが意識して摂らなくても問題が無い人には特に何も言いません。因みに私の現役時代は意識して摂らないと体調がおかしくなる派でした。ゼロカーボ派ですからね、当たり前ですよね。
食事に関しては色々あるので書ききれないですが、最後のカーボアップに欲望の限りを詰め込むような事だけは絶対にしない方が良いとアドバイスしています。
今まで食べてきたものを、身体を見ながら適量増やすだけです。お米を食べていた人ならお米を増やすだけです。最後だけ外国人ビルダーの真似をしてパスタやオートミールを食べる必要はありません。急に羊羹を食べたりどら焼きを食べたりする必要はありません。
終わってからいくらでも食べれますから。ここで冷静さを失ってはいけません。「塩分が必要だから!」と言って急に牛丼を食べたりする必要もありません。塩分が必要ならナチュラルな塩をちゃんと測って口に入れれば良いです。
前にもコラムで書いたかも知れませんがボディビルダーにとって1回1回のコンテストで自分の身体に起こった反応の記録は何よりも大切なデータです。半年以上かけて準備して最後の最後に一番重要なデータがとれる日に身体に入ったものが正確に把握できないような事があってはなりません。
あとは水分量も必ず毎日記録してもらいます。水の出入りは非常に重要なのです。どれだけ水が出て行ったかは正確に測る事は出来ませんが体重を必ず毎朝排尿後に記録する事でおおよその計算は出来るようになります。どれだけの水分が身体に入ってどれだけ出て行ったか、身体のどこにどれだけ留まってその原因は何なのか?水の流れを知りコントロールする事が重要です。
まとめ
やはり色々書きたい事が多過ぎてなかなか纏められない会となってしまいましたが最後に今回彼らをサポートする事で私自身にも様々な気付きや大きな学びがありました。
最後まで頑張ってくれたことに心から感謝しています。
ありがとうございました。
ミスター大阪は伝統ある大会で大阪のボディビル選手にとっては目標であり全日本レベルの選手へと昇り詰めるための登竜門とも言えます。
奈良選手は大阪のチャンピオンとしてこれから全日本レベルの大会に挑戦して欲しいと願います。
また沖田選手は来年必ずMRミスター大阪のタイトルを獲得し今年の悔しさを晴らして欲しいと思います。
激闘のミスター大阪ではありましたが大会終了後、すぐに2人とも2週間後のミスター西日本に向けて練習を再開しました。沖田選手は奈良選手へのリベンジを誓い上半身の筋密度を増す取り組みを開始しました。奈良選手はミスター大阪では優勝したもののフリーポーズに改善点がある事が分かりましたので特訓です。
そこに学生ボディビル選手権へ向けた関大の学生ビルダー達も加わります。
2年ぶりに活気を取り戻したボディビルチームの続きは…
また次の機会に書かせていただきます。
文:佐名木宗貴
ベスト記録(ノーギア)
・スクワット 245kg
・ベンチプレス 160kg
・デッドリフト 260kg
戦績
パワーリフティング
・全日本教職員パワーリフティング選手権 90kg級 優勝
・2009~2012年 近畿パワーリフティング選手権 4連覇 75・82.5・83・90kg級4階級制覇
・ジャパンクラッシックパワーリフティング選手権大会 83kg級 準優勝
・アジアクラッシックパワーリフティング選手権大会 83kg級 優勝
・東海パワーリフティング選手権大会 93kg級 優勝
・世界クラシックパワーリフティング選手権大会マスターズ1-83kg級 5位
・ジャパンクラシックマスターズパワーリフティング選手権大会83kg級 優勝
・香港国際クラシックパワーリフティング選手権大会マスターズ1 83kg級 優勝
・世界クラシックパワーリフティング選手権大会マスターズ1 93kg級 6位
ボディビルディング
2000~2001年 関東学生ボディビル選手権 2連覇
2000年 全日本学生ボディビル選手権 3位
2011年 日本体重別ボディビル選手権70kg級 3位
2011年 関西体重別ボディビル選手権70kg級 優勝
指導歴
・ZIP スポーツクラブ チーフトレーナー
・正智深谷高校ラグビー部 S&Cコーチ
・埼玉工業大学ラグビー部 S&Cコーチ
・正智深谷高校女子バレーボール部 S&Cコーチ
・正智深谷高校男子バレーボール部 S&Cコーチ
・トヨタ自動車ラグビー部 S&Cコーチ
・関西大学体育会 S&Cコーディネーター
資格
日本トレーニング指導者協会認定 特別上級トレーニング指導者
NSCA認定 CSCS
日本パワーリフティング協会公認 2級審判員