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SBD製品レビュー

皆さま、今月もご覧頂きましてありがとうございます。

SBDコラムニストの栗原弘教です。

 

今回は、私が日頃愛用しているSBD製品について、使用感などを交えてご紹介していこうと思います。

 

 

目次

・いつから使い始めたのか

・リストラップの使用感(フレキシブル / スティッフ)

・エルボースリーブについて

・SBDベルトについて

・ニースリーブの履き心地

・ニースリーブを使用する目的と意味

・耐久性

・まとめ

 

いつから使い始めたのか

 

私がSBD製品を使い始めたのは2016年からなので、今から約2年前になります。

丁度パワーリフティングを本格的に競技として取り組んで行こうと思った時に、SNSで良く見かけていました。

 

デザインもシンプルで好きだった事もあり、購入に至ったと記憶しています。

 

リストラップの使用感(フレキシブル / スティッフ)

 

*上:フレキシブル60cm(Mサイズ)  下:スティッフ100cm(Lサイズ)

 

現在私が使用しているリストラップは、スティッフ100cm(Lサイズ)のタイプです。

今はスティッフタイプを使用していますが、最近までフレキシブルタイプをずっと使っていました。

 

フレキシブルタイプを使っていた私の感想は、

 

 

「適度な伸縮性があり、肌へのフィット感がとても良くホールド感も強い」

 

 

というものです。

他社製品も使用していましたが、伸縮性が乏しかったり、肌へのフィット感がキツい(ガサついたりしてやや痛い)という感覚だったので、SBDのリストラップを使用した時は、とても驚いたのを覚えています。

 

 

フレキシブルタイプは、伸縮性が高いので初心者から中上級者まで幅広く使っていける物だと感じています。また、長さも数タイプある事で、より軽く巻きたい方は短めを、しっかりと巻きたい方は長めのタイプを、という形でも対応できるのが優れていると思います。

 

 

次に現在使用しているスティッフタイプ。

スティッフタイプはその名の通り、フレキシブルタイプと比べて「硬い」です。

 

練習でも高重量を使用する事が多くなってきたので、今年に入ってから使用する様になりました。

使い始めはフレキシブルに対して、かなり硬い感覚があります。

初回使用時には一瞬、これ使いこなせるのかな?と不安になりました。

 

ですが、より強く手首の固定がされるので、ベンチプレス、スクワットのどちらの時でもとても安定感が増すのが直ぐに実感出来ます。

初めに感じた生地の硬さの違和感も練習と共に直ぐ無くなりましたし(私の場合は2週間程度で)、今ではスティッフの硬さ、安定感でないと安心して練習に集中出来ないとも思います。

 

**個人的なおススメ**

 

《フレキシブルタイプ》

・初心者〜中級者

・手首が柔らか過ぎて固定出来ない方は長めのLサイズ(100cm)

・フィット感を重視する方

・巻きやすさを重視する方

 

《スティッフタイプ》

・高重量を練習で持つ頻度が高い

・より強く手首を固定したい

・手首が倒れ過ぎる(背屈)のを出来るだけ防ぎたい

・高頻度でトレーニングをする方

 

エルボースリーブについて

 

エルボースリーブは、特にベンチプレスやダンベルのプレス系種目を多く行う方にとってはとても良い製品だと感じています。

 

肌へのフィット感や伸縮性も良く、ストレスなくトレーニングが出来ています。

特に、肩や肘に違和感があったり故障歴がある方、上半身やプレス系種目のトレーニング頻度が高い方は疲労の蓄積なども考えると使用してみてもいいのではないかと思います。

 

 

個人的にはベンチプレスの時もそうですが、スクワットの時の肩肘のサポートとして大活躍してくれています。

 

 

エルボースリーブがなかったら高頻度でのスクワットは出来ていないかもしれません。

ローバーポジションでの担ぎで私の場合は左肩がルーズショルダーという事もあり、どうしても左肩や左の肘に負担がかかってしまい悩みの種でしたが、エルボースリーブをスクワット時にも使用してみてからは、痛みが軽減出来ています。

 

 

上半身系の種目だけでなく、スクワットなどで肩肘などが痛む、違和感がある、という方も一考に値する製品だと思います。

 

SBDベルトについて

 

SBDベルトは、私がSBD製品の中でも1番驚いた製品です。

 

レバーアクションというワンタッチでベルトが締められ、緩められます。

脱着もとても楽です。

 

ピンタイプのベルトに比べると、セット間の休憩中などにピンを緩める作業が必要無くなるので本当に楽です。

 

腹圧をしっかりかける為に、ベルトはややキツめに締める方が多いと思いますが、その分ベルトの端を思い切り引っ張って脱着するのはかなり疲れます。

その手間が無くなる点では絶対におススメです。

 

また、SBDベルトの特徴としてベルトに固定されている側のレバーが通常のレバーアクションベルトと逆になっています。

従来の物では、一定の箇所にレバーのピンを引っ掛けていましたが、それだと腹部のサイズが変わったりした時にベルトに固定されている側の金具をネジなどで緩めて微調整をしなくてはいけないので、とても大変でした。

 

ですが、SBDベルトでは固定側のレバー位置を従来と逆にする事でベルトサイズの調整が瞬時に可能となったので、増減量などの体型の変化にも問題なく適応してくれます。

 

以前にコラムを書かれていた神野さんが書いていたベルトのレビューコラムで

 

従来のレバーアクションベルトには『ワンタッチでキツく締められ、外すのも楽』という利点の反面、『穴を調整するのに工具を使いバックルを分解する必要がある』という大きな欠点がありました。

この為、種目によってベルトの締め具合を変えたい選手や、増量や減量で体重の変動の多い選手にはやや使い辛い部分もありました。

SBDベルトのバックルは、レバータイプでありながらピンタイプのベルトのように締め具合を簡単に調整可能で、このようにレバータイプの欠点を克服したベルトは私の知る限り初めてです。

 

引用記事:https://www.sbdapparel.jp/contents/201609/921

 

 

と書かれており、実際に使用してみると本当にその通りだと今でも感じています。

 

私は階級を83kg、93kg、105kg級と行き来していますが、全てSBDベルトのLサイズでストレスなく対応できています。

 

数あるSBD製品の中でも特に何がおすすめですか?と聞かれていつも答えるのが、ベルトです。

 

ニースリーブの履き心地

 

現在私が使っているニースリーブサイズはSサイズです。

身長176cm体重103kg前後の体格で、ふくらはぎのサイズは43.5cm、膝周囲サイズは43.0cmです。

 

以前はMサイズを履いていましたが、着用の仕方が上手くなったのか、Sサイズを試してみたら案外履くことが出来たので(かなりキツめではあります)現在はSサイズを使用しています。

 

通常のサイジングチャート通りだとLサイズ付近なので、当初はLを購入しましたが、私の場合は密着感がより強く欲しかったのでワンサイズ下げたMサイズを直ぐに購入し、長く使っていました。

 

履き心地は、個人的にはしっかりと肌に密着してコンプレッションも効いているので安心感が強く、長時間(私は2時間前後)の練習でも不快にはならないと思います。

 

ニースリーブを使用する目的と意味

 

私がニースリーブを使用する目的は第1に関節の保護です。

スクワット時などには大きな負荷が膝関節にかかる事になるので、高頻度の練習や高重量を長期間怪我なく行える様に過ごすには、ニースリーブの着用はとても有用だと考えています。

 

次に反発力です。

ニースリーブは、関節を保護する役目として、伸縮性はありますがある程度の硬さ(密着する強さ)を持っています。

 

人によっては、この硬さの反発力を利用してスクワットの重量が10〜15kg程度変わる、などと考えている方もいらっしゃいますが、私的には変わってもせいぜい5kg程度ではないか?と思っています。

 

個人的には、反発力を利用するという表現ではなく、コンプレッションが強く効く事によって関節が安定し、その結果力の伝達やフォームの安定性が向上し、挙上重量に良い影響が出る。という形で作用するのではないかと考えています。

 

上記の通り、関節の強い安定にはよりキツめのニースリーブの方が良いですが、キツすぎて着用自体が困難だったり、キツ過ぎる事でフォームを崩したりという事も考えられるので、安易に小さいサイズを選択する事はおすすめしません。

 

間違いないのは、SBDの試着レンタルサービスや、フィットネスジム、ショップなどにある試着品を実際に試し履きして決める事でしょう。

 

私自身も、最初に購入する前は試着レンタルサービスを利用させて頂きました。

 

耐久性

 

全製品含めて耐久性は高いと感じます。

伸縮性のあるリストラップ、ニースリーブなども、2年間かなりの頻度で使いながらも問題なく使用できています。

 

ゴムが著しく緩んだり、破れたり、解れたりという事も起こっていないです。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

今回は、普段から愛用しているSBD製品について、私なりのレビューを書かせて頂きました。

 

普段から使用している製品なので、基本的に多くの方に使用して頂きたいですが、使用感や目的、自分の身体にあっているか、などを考えて違和感の無い物を選ばれると良いと思います。

今回の記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。

 

最後までお読み頂きましてありがとうございました。

また次回もよろしくお願い致します。

 

コラムニストやコラム内容についてのメッセージは下記のアドレスまでお送りください。

コラム用メールアドレス: column@sbdapparel.jp

※どのコラム宛かを明記してください。
※お送りいただいたメールの内容は、コラムで取り上げられる事があります。

 

■コラム執筆者

栗原 弘教

Training-studio“Master Mind”:https://mastermind85.com

Twitter:@kuririn_h

instagram:hirokurihara

:mastermind2012ebisu

東京都 Training-studio“Master Mind”所属(https://mastermind85.com)

ベスト記録(ノーギア)

105kg級

スクワット  265kg

ベンチプレス 160kg

デッドリフト 260kg

トータル   685kg

シングルベンチプレス 170kg

一般男子105kg級東京都記録保持者:スクワット265kg、トータル685kg

93kg級

スクワット  240kg

ベンチプレス 150kg

デッドリフト 250kg

トータル   635kg

戦績

ジャパンクラシックパワーリフティング大会 出場4回 最高8位

2017 東京都秋季パワーリフティング選手権大会 93kg級 3位

2018 東京都秋季パワーリフティング選手権大会 105kg級 優勝

スクワット265kg、トータル685kgの東京都記録樹立

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