このエントリーをはてなブックマークに追加

パワーリフティングの魅力 ①

パワーリフティングは競技として心から楽しいと感じ日々トレーニングさしていただいていますが、私がワクワクを感じる楽しいとは別に、楽しいを感じる理由として2点あります。

◎パワーリフティングは自分自身の“どう感じ、どう在りたい”のかを見つめられ探求できること
◎芸術の様に自分自身を表現できる場であること

まず始めに、なぜ自分自身をみつめたいと思ったのかを掘り下げていこうと思います。

【きっかけになった出来事】

小さいころから自分に自信がなく、自分の事が大嫌いで「私はどうせ」「私ができるわけがない」と否定的であったり、「失敗したらどうしよう」「褒められても喜べない」と恐怖から基づく考えや行動でした。

その頃から、自分の存在価値を埋めるためにひたすら頑張ってきました。

1位でないといけない。
何か資格を持っていないといけない。
頑張ってないといけない。
いい子でいないといけない。
何か条件がないと認められないと思って頑張っていました。
これらはその瞬間は埋まりますがそれは表面上だけでした。

何かを埋めるための頑張りは苦しみしかなく、自分の事を認めていないので、相手に認めてほしい気持ちに支配され周りが見えなくなったり、私自身が定義するすごいと思う人に出会うと自分に嫌悪感を抱き、それが苦しすぎて相手の事を敵対し相手も自分も認められませんでした。

ありがたい事に家族のサポートや様々な人との出会いや書籍などに出会え、私達はこの世に今生きているだけでもラッキーであり、皆どんな形であってもこの世にいるだけで価値があり素晴らしいということに気づけました。

始めはそんなこと認められず大嫌いな自分を好きになることなんて!
と思っていましたが、自分が嫌いな自分も認めるところから始め、大嫌いと思っていた自分もそんな自分でもいいじゃないかと思ったり、少しずつですが自分が自分を認めていったとき、生きている心地良さを感じてきたのです。

今でも大嫌いと思う自分が出てきますが、そう思う自分もそんな自分もOKと本当に少しずつですが認めている気がします。

ここまで思えるようになるまでには月日がかかりましたが、今ではこの経験全てが私の宝物です。

【出来事からの気づき】

◎この世は良い悪いもなく、在るだけで自分の意識の変化なのだということ
◎外側にあるものを変えようとしても変わらず、変えられるものは自分であるということ
◎外側に感じるものは自分の気づきとして現れているということ

そう思うと今ある全ての出来事や出会いというご縁はありがたい出来事であり、感謝しかないのだなと感じ

“喜怒哀楽を感じたり経験できること=幸せ”
と私の中の幸せの意識は変化しました。

人は変わろうと努力をしますし私自身も変わろうとしていました。
しかし、変わるというのは自分の根本を変えるということではなく、まずは“本来の自分を認めて許していくという変化”という変わるだと感じました。

自分の核は埋まっている状態での心地よいを感じる時は本来の自分なので、心を埋めるために頑張るというより、楽しいから頑張るし頑張れる、苦しいけど楽しいから乗り越えられる、根底に自分の核が埋まっていることは大きいです。

【おわりに】

核が埋まってからの心から湧きあがる気持ちはエネルギーが強く、このエネルギーは無限に広がる可能性があると思っています。
これを成長というのであれば成長なのかもしれません。

これらの自分の気づきは正解でもなく、不完全なので常に揺れ動いています。
なので、日々見つめ直さないとブレてくると思っています。

そこを感じるためにも、パワーリフティングは私にとって大切な存在であり、様々な形で感じとれるとてもありがたい競技であります。

次回はパワーリフティングを通じてどの様に見つめ、探求しているのかを綴らしていただこうと思います。

■コラム執筆者
福村 彩
埼玉県ストロングライン所属 http://btsl-fitness.com/

ベスト記録(ノーギア)
・スクワット 102.5kg
・ベンチプレス 70.0kg
・デッドリフト 137.5kg

戦歴
【2017年】
さいたま市パワーリフティング選手権大会一般47kg級1位
ジャパンクラシックベンチプレス大会一般47kg級1位
【2018年】
ジャパンクラシックパワーリフティング大会一般47kg級2位
世界クラシックベンチプレス大会一般47kg級5位
世界クラシックパワーリフティング一般47kg級9位
【2019年】
ジャパンクラシックパワーリフティング大会一般47kg級2位
アジアパシフィック大会パワーリフティング部門一般47kg級2位
世界クラシックパワーリフティング一般47kg級9位

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連する記事